9歳差&国際遠距離恋愛から、義両親に受け入れられるまで

スリランカ人との国際結婚。義両親との関係。 国際結婚の日常
スリランカ人と国際結婚。義両親との関係。

最初は画面越しにしか会ったことがなかったけど、今では私のことを「娘」と呼んでくれる。

簡単にそうなったわけじゃない。
そもそも私は、旦那より9歳年上で、日本人で、結婚相手としてはまぁ「反対要素しかない」と言っても過言じゃなかったはず。

出会った当初、私たちの関係はこっそり。
スリランカに就職してほしい旦那の両親。
まさか日本人と、しかも年上と付き合ってるなんてバレたら即ゲームオーバー。

だけどある日、彼が東京での就職を決めて、私と一緒に住むことに。
ようやく「ご両親に話す」というミッションをクリアする日がきた。

結果は…
もちろん反対された。

でも、彼はめげなかった。私も手紙を書いたり、スカイプで拙い英語を使って話したり。
それでも伝えたかった。「あなたの息子と真剣なんです」って。

最初に心を開いてくれたのは、アンマだった。
やさしい笑顔と、ゆっくりとした英語。
時々、画面越しにカレーを見せてきて「今日はポークよ!」とか言ってくる。いや、香りは届かんのよ…!

でもね、彼女が味方になってくれたら、タータ(義父)も少しずつ変わってきた。
タータはシンハラ語オンリー。こっちは日本語&片言の英語。
でも「アーユーボワン」「コホマダ?」だけでも通じるもんだね。不思議と。

スリランカの親戚には、私たちは「同級生」という設定で通してる(笑)
アンマとタータがその方が都合がよいなら、私は気にしない性格だ。

結婚式のとき、うっかり「10年前の車に乗ってます」と言ったら、
「え、計算合わなくない?」と叔父さんに突っ込まれ、年齢詐称がバレそうに。
当時は26歳の設定だったので

今となっては鉄板ネタです。

アンマとタータは、いつか私たちがスリランカに住むことを願ってる。
でも私はまだ、飛行機が怖い。不安症は落ち着いているけれど、海外に行くには心のハードルがちょっと高い。

それでも、タータが糖尿病で心配だし、
「近くにいることで少しでも支えてあげたいな」って思う気持ちはある。

アンマ・タータとは、誕生日に毎年電話をしあう。
「ハッピーバースデー、ユリ」って、あたたかい声で。

そして、まだ会ったことのない義兄。
彼も今はアメリカに住んでいて、奥さんはスリランカ人。
結婚式にも来られなかったから、画面越しにしか話したことがないけど、
とてもやさしくて家族思い。いつか直接会って、一緒にカレー食べたいなあ。

2018年私がスリランカの「嫁」になった日から、もう7年も経った。
まだ一度しか直接会っていない義両親。
でも、毎週の画面越しの会話と毎年の電話と、あの時交わした笑顔が、
確かに私の中に「家族」を根づかせている。

国も言葉も違うけど、
「あなたの娘でよかった」って、いつか直接伝えたい。

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